砂の上の文字群2

つぶやいたり、描いたり。波に攫われる前の、ほんの一瞬。(このブログはメインブログの引っ越し予定地として作成したものです。内容は全く同じです><)

2005-08-01から1ヶ月間の記事一覧

江戸川乱歩全集第23巻 怪人と少年探偵(江戸川乱歩 光文社文庫)

カテゴリ、ミステリーに入れるべきか、児童文学に入れるべきか迷いましたが、とりあえずこっち。(後半にミステリー論が収録されていたので。) 結構江戸川乱歩好きな私ですが、実は少年探偵シリーズは一冊も読んだことがなかったのです。小林少年が出てくる…

チーズスイートホーム(1)(こなみかなた モーニングKCDX 講談社)

またちょっと更新が開いてしまいました。今日は2冊、書くつもり。 まずは一冊目。久々の、漫画紹介です。 「チーズスイートホーム」。散歩中にぼんやりしてて、うっかり親猫とはぐれたちいさな子猫。おうちにかえりたいけど、怖い犬や車に怯えてすっかり迷子…

うさぎのミミリー(庄野潤三 新潮文庫)

うわ・・・せっかく書いた感想、うっかり全滅させてしまいました。がっくり・・・。 とても好みのエッセイだったんだけど、ただなんとなく好きな雰囲気、っていうのがこの本に対する感想だったから、それを言葉にするのに苦労したのです(無理やり言葉にして…

オトナ語の謎。(糸井重里・監修 ほぼ日刊イトイ新聞・編 新潮文庫)

お盆休み中に読んだ本を、ぼちぼち追加していきます。まずは一冊目。 オトナ語。それは、主に会社で飛交う、冷静に考えると(というか、考えてはいけない)なんなんだそれは!という言いまわしの数々。へりくだりにへりくだりをかさね、脱力をさそう超謙譲表…

理由(宮部みゆき 朝日文庫)

久々の、ミステリです。 東京にある超高層マンションで、四人の男女が惨殺された。事件直後は、被害者はこの家の持ち主一家であると思われていたが、調べが進むうち、殺されたのは全く別の家族であったことが判明。しかし後に、「家族」と思われていた被害者…

日本の随筆 別巻36 恋文(村松友視・編 作品社)

図書館で借りた本。ここでも何冊か書いてる「日本の名随筆」シリーズのひとつです。今回のはその名も「恋文」。恋文、といっても異性に愛を打ち明けるものだけじゃなくて、同性に対する憧れや、友達の才能を賞賛する言葉を綴ったファンレターみたいなのも収…

鴨居羊子コレクション2 のら犬・のら猫(鴨居羊子 国書刊行会)

わ、ドリコムさんスキン増えてる!可愛いのがいっぱい増えて目移りしちゃうけど、暫くはこれで。 さて、鴨居羊子コレクション。この方の本を読むのは初めてです。図書館に置いてあった全三冊の作品集の装丁があんまり素敵だったので、何となく手に取ってみた…