砂の上の文字群2

つぶやいたり、描いたり。波に攫われる前の、ほんの一瞬。(このブログはメインブログの引っ越し予定地として作成したものです。内容は全く同じです><)

2005-03-01から1ヶ月間の記事一覧

人間の土地(サン=テグジュペリ 堀口大學・訳 新潮文庫)

お久しぶりです。生活リズムの激変で、暫く本を読む元気がありませんでした(汗)。 「人間の土地」。「星の王子さま」の作者が、職業飛行機乗りの立場から、自身の経験、友人たちの逸話を哲学的に語った一冊。というか、哲学書って言ってもいいのかもしれな…

ドミノのお告げ(久坂葉子 べんせいライブラリー 青春文芸セレクション 勉誠出版)

青春文芸セレクションというシリーズは、どうも若くして亡くなった作家さんの作品を掘り出してまとめているシリーズのようです。割と知らない名前の作家ばかりで、この人の名前も初耳。 久坂葉子は、今から五十年ほど前、いくつかの作品を残して鉄道自殺して…

おわらない夏(小澤征良 集英社)

小澤征良、という人は、ちょっと前に読んだ「ボクの音楽武者修業」の小澤征爾の娘さん(写真見たけど、そっくり)。本書は彼女と家族と大好きな人たちが夏を過ごしたタングルウッドでの思い出を綴っている。キラキラした幼年時代、少女時代と、現在を行き来…

ふたりは きょうも(アーノルド・ローベル・作 三木卓・訳 文化出版局 ミセスこどもの本)

読んだことのある人も多いかな、アーノルド・ローベルの「がまくんとかえるくん」シリーズの一冊。全部持ってると思ってたのに、未読のがあるとわかって買ってきました。 好きなんです!とっても。春になると読み返したくなる。そしてじんわりくる。 「ふた…

ロストハウス(大島弓子 白泉社文庫)

わあ!これがうわさのブログペット俳句か〜。「懐かしい 放映すれば 吉右衛門」だって。意味、一応通ってる〜(笑) さて、久々の漫画感想。「ロストハウス」は、ナイーブで可愛らしく、でも思いがけない突っ走り方をする女の子(男の子も)たちのお話、五編…

たのしいムーミン一家(ヤンソン・作 山室静・訳 講談社文庫)

スキンを春バージョンにかえてみました。今度のは時計がついてる上、ハリネズミくんたちが触ると動く。ふふふ面白い・・・。 さて、「楽しいムーミン一家」。最近、パペット版やらテレビ東京版のアニメやらを観てるうちに、一度読んでみたくなったのです。表…