砂の上の文字群2

つぶやいたり、描いたり。波に攫われる前の、ほんの一瞬。(このブログはメインブログの引っ越し予定地として作成したものです。内容は全く同じです><)

2005-05-01から1ヶ月間の記事一覧

石井桃子集?(石井桃子 岩波書店)

何てもったいないんだ、子供の時にこの本の存在を知らなかったなんて・・・! ・・・と、思わず拳を握り締めてしまうほど気に入ってしまったお話「ノンちゃん雲に乗る」。本書には、この話と、もう一話「三月ひなのつき」が収録されている。こっちもよかった…

碧落磔刑(橋姫氷魚見 新風舎文庫)

大学のときの同級生の方の初詩集なのです。専攻は違ったのだけど、たまに演習が一緒だったりで一方的に興味を持っていた(本人は知らないだろうけど。ストーカーか私は・・・)のです。いつも考え深そうな、張り詰めた感じの人で、一度ちゃんとお喋りしてみ…

増補 ギリシア抒情詩選(呉 茂一訳 岩波文庫)

我が家の本棚の片隅から発掘してきた本。カバーはないのに「リクエスト復刊」の帯はついている。ふーん、1987年復刊で、もとはいつの本なんだろう?と思って奥付を調べたところ、1952年の御本でした。ふ、ふる! 改版されてないらしく、とにかく活字が小さく…

お散歩ブック(杉浦さやか 角川文庫)

某遊べる本屋さんで、「きゃー!かわうい!」と一目惚れして買った本。一番上にあったせいか、帰って見たら全てのページの角に折り目が・・・(涙)カバーもちょっと、染みができてました。立ち読みはいいけど、傷まないように読もうよー、と思った・・・。 …

植物知識(牧野富太郎 講談社学術文庫)

何にカテゴリ分けすればいいかな?と思ったけど、とりあえず生物学に。 植物学の大家(の方らしいのだけど、寡聞にして知りませんでした・・・すみません)、牧野富太郎の著書。植物の知識の無い人々に興味を持ってもらって、さらに知識もつけてあげよう、と…

少年少女(アナトール・フランス作 三好達治訳 岩波文庫)

とても薄い本ですぐに読めてしまうけど、素敵な短編集。 小さな男の子や女の子の楽しい日常や、ちょっとした心の震えを、アナトール小父さん(この言い方、尾崎翠の真似だけど)が切り取ってみせてくれる。心の優しい子もいれば、ちょっと腕白な男の子もいる…

平行植物(レオ・レオーニ・作 宮本淳・訳 ちくま文庫 筑摩書房)

ドリコムさん、最近調子悪いんだけど・・・これ、ちゃんと投稿できるかな〜(汗)。 またまた、お久しぶりです。本読む暇がな・・・いわけじゃないのかなあ・・・うーん。 ともかく、「平行植物」感想。 この本は、かつて工作舎という出版社から出てたものを…