砂の上の文字群2

つぶやいたり、描いたり。波に攫われる前の、ほんの一瞬。(このブログはメインブログの引っ越し予定地として作成したものです。内容は全く同じです><)

2004-11-01から1ヶ月間の記事一覧

中原淳一エッセイ画集 しあわせの花束(中原淳一 コロナブックス80 平凡社)

乙女路線本、連続二冊。 好きなのです、この方の絵・・・。ほわん、とした、夢を見ているような上目遣いの女の子に、可愛らしさ全開の洋服。大阪にいるとき、展覧会を観に行って以来気になる絵描きさんの一人。 そんなわけで、本屋さんでこの本を見るなり、…

恋愛の国のアリス(嶽本野ばら 朝日新聞社)

何だかんだと文句をつけつつ、やっぱり好きなのかなあ、「野ばらちゃん」。久々に買っちゃったよ〜・・・ トランプに託して綴られた恋愛にまつわるエッセイと、タロットカードの大アルカナに寄せる、短いお話の数々。 この人のはやっぱりエッセイの時の方が…

草の花(福永武彦 新潮文庫)

本当に久しぶりに、文字を丁寧に追っかけて読んだ。一頁一頁繰るごとに、そこに書いてある言葉に考え込んでしまう、そんな本。 あるサナトリウムで、「私」は汐見茂思という青年と出会う。「私」は、どこか超然とし、他の患者とは全く雰囲気の違う汐見に友情…

阿房列車(内田百? 内田百?集成1 ちくま文庫)

阿房列車、というのは、内田百?曰く、なーんの目的もなく乗る列車のこと、らしい。 当然、仕事のためであってはいけないし、観光のためというのも駄目。ある意味、最高の贅沢旅行だなあ、本当に何の予定も作らず、列車に揺られていられるのって。 で、この本…

人形つかい(ロバート・A・ハインライン 福島正実・訳 「世界SF全集12」(早川書房)収録)

人間にとりついて意のままに操る宇宙生物(ナメクジのような姿らしい)と戦う人類の話、という話だとわかったときには、一度読む気が失せた作品。 だって、数限りなく作られてる映画と同じ話かと思ってがっかりしたのですよ。「地球の危機、人類の存亡のため…

空想科学読本 2(柳田理科雄 空想科学文庫 メディアファクトリー)

こちらも友達に紹介してもらった本。んーと、内容は、昔の特撮(あ、アニメもか)とかに出て来るヒーローとか、怪獣とかの必殺技や生態は科学的に可能なのか?ということを、あーでもないこーでもない、と検証していく本。 これは・・・トリビアの泉の検証シ…