砂の上の文字群2

つぶやいたり、描いたり。波に攫われる前の、ほんの一瞬。(このブログはメインブログの引っ越し予定地として作成したものです。内容は全く同じです><)

2005-01-01から1ヶ月間の記事一覧

ちくま文学の森2 心洗われる話(安野光雅・森毅・井上ひさし・池内紀・編 筑摩書房)

うわあ、久しぶりにみたらプロフィールの画像が出てる。随分前に適当に投稿したときには、ちっとも変わってなかったのに・・・。 そのうちもう少しましなのに差し替えよう。 さて、「心洗われる話」。これがちくま文学の森シリーズじゃなかったら、確実に読…

われらの図書館(前川恒雄 筑摩書房)

・・・勉強に関係ある本じゃなくて、普通の小説も読みたいなあ(涙)なんて。 日野市立図書館、という図書館があります。図書館関連の本を読むと必ずと言っていいほどとりあげられている図書館。ここはもともと、建物のない移動図書館からスタートして、その…

新・生活の中の図書館(関口礼子・編著 学文社)

生涯学習レポートの参考になるかな、という心積もりで読んだのだけど、なかなか興味深かった。「図書館」という場所、またその関連機関について、色んな角度から紹介した本。図書館の歴史、文字の歴史なんかも書いてある。 もうほかの本で嫌というほど読んだ…

松村栄子二作・・・の感想だったんだけど(泣)

長々書いて投稿したら、なぜかエラーになって消えちゃったのですよ〜・・・さすがに凹みました。うう。 もう一度欠く気力が失われてしまったので、読んだ本だけ上げておきます。「僕はかぐや姫」「至高聖所」。いずれも福武書店。 ものすごーーーーく気に入…

海猫宿舎(長野まゆみ 光文社)

太陽の光にアレルギーを起こす子供たちのための病院、海猫宿舎。ここには、十歳から十二歳までの子供たち五人と、優しいヒバ先生、その息子ショウマさんが暮らしていた。そこに青い目をした新しい先生がやってきてから、不思議な出来事が起こるようになって…

デュ・モーリア作品集4 レベッカ(大久保康雄・訳 三笠書房)

友達が「面白いよ〜!」と薦めてくれた長編小説。有難う、ヒノキちゃん。ほんと面白かった。 内気でまだ少女っぽさの漂う主人公。身寄りもなく貧しい彼女は、お節介な老婦人の「コンパニオン」(・・・そんな仕事があるのね)を務めていた。退屈で屈辱的な日…

海の百合(A・ピエール・ド・マンディアルグ・作 品田一良・訳 モダン・クラシック・シリーズ 河出書房新社)

サンタ・ルチア・ディ・シニスコラ、という魅惑的な名前の土地。ここでは、人間の作り出したもの、そして、人間そのものと、太陽や海、そして荒荒しく生い茂る植物たちがあまりにも鋭い対照をなしている。自然の中の、(攻撃的でさえある)美しさや生命力の…

ZEROより愛をこめて(安野光雅 暮しの手帖社)

あけましておめでとうございます。これを書くの、随分久しぶり。 さて、「ZEROより愛をこめて」。 安野光雅が、架空の甥っ子(受験を前にした、そう出来の良くない悩み多き少年、という設定にしているらしい)に向けて書き綴った四十数通の手紙・・・という…