2004-03-01から1ヶ月間の記事一覧
いきものを扱った本って何て面白いんでしょう。理系さっぱりな私にも、生物系の本だけは楽しく読むことが出来ます。世の中にはこんな愉快な生態の生き物がいっぱいいるんだな〜よ思ったら、突発的に生物学者に憧れたりして。 とはいえ、科学的な説明部分は右…
久方ぶりの推理小説。この本も借り物です。 小学校の頃読んだ以来です、海外推理文庫って。一時期、クリスティーにはまってて読み漁ってたのです。今もポアロやミス・マープは大好きな探偵です。どうも私は、推理の面白さや知的ゲームより、探偵や犯人の造形…
私は、力いっぱい文系人間です。そういうわけで、あまり理系の知識の入った文章を読むのは得意ではありません。数式なんか出てこようもんなら、「うぎゃ・・・!」・・・と呻きながら目を背けてしまいますし、理論がいっぱい述べてあるところは、大学の講義…
面白いですね!はいからさん、名前だけ聞いたことがあったのですが、どんな話か全く知らなかったのです。古い漫画だし、読むこともないだろう・・・と思ってたら、偶然借りる機会に恵まれて、今熱中して読んでます。 主人公が好き、という事態は私にとってと…
五六年ぶりに長野作品初期を引っ張り出す。誰も聞いてないけど、私は「初期の」長野まゆみが好きなんですっ(力説)。今回読んだのは、「少年アリス」・「野ばら」(いずれも河出文庫)。 やっぱりいいなあ、この過剰なまでの装飾文体と漢字の多用。すでにこ…
読み終えた本から引越しダンボールに積めているので、なかなか本棚が空きません。 残り二週間ほどで全部読めないのは確実・・・(汗) この本は、私がちょくちょく「好き!」を連発してる「クラフトエヴィング商會」のお話を書いてるかたが個人名義で書いた…
ここのところ、少々緊張する本ばかり読んでいるので、今日は読書おやすみ。代わりに(?)学校帰り、川西にあるヴィレッジ・○ンガードに寄ってみました。 ・・・え?三月二十八日で閉店? 残念だあ。どのみち二十八には私はもうこの辺に住んでないのですが、…
知人の猛烈なプッシュにより購入していた本を、やっと読む。うん、確かにいい本だったよ〜。 宮崎駿、といったら、わかりますよね。ラピュタとか、ナウシカの監督さんでございます。その人自らが描いた、絵本(一部漫画体裁)。チベットの民話を基にして書か…
やっぱり、何度読んでもこのナンセンスワールドは楽しいです。それに、矢川澄子さん好きなんですよ〜。創作作品もいいけど、翻訳も好き。この「不思議の国のアリス」も、いかにも女性らしい言葉回しで、かつユーモアたっぷりの表現があちこちに散在。昔他の…
・・・これで高野悦子さんには一区切りつけよう。今日、梅田の古本屋さんを梯子して、ようやく発見。うっ500円・・・!そうか、ブッ○オフとは勝手が違うんですね。 これまでの二作とは違い、少し落ち着いた気持ちで読める。十四歳から十七歳までの、記録…
パニック。頭が恐慌状態。 こういう話になってるとは・・・かなりの衝撃を喰らいました。 あまりにも強い拒否反応が、私の中で起こってる。テヌーという少女に与えられた壮絶な暴力(これはもう、児童書じゃないよう)。テルーが感じる男達の蔑視、優越感、…
序章より、さらに重い気分に・・・ううっ。 感想は、序章に対するものとほとんど同じ。何というかまだ、ちょっと混乱してるところもあるのだけど、とにかく考えたことをメモ。 前作より、言葉にぎこちなさは減ったけど、時代思想の言葉の完全な借り物が増え…
エッセイではなく、日記です。二十歳で線路に飛び込んで亡くなった大学生の、日記。「二十歳の原点ノート」「二十歳の原点序章」「二十歳の原点」の三部作で、新潮文庫から出ていたようです。今は、最後のものしか売られてません。これも、古本屋さんでたま…
読書日記のデザイン、気付けば同じニワモモコさんのデザイン。画面上をクリックするとところどころ仕掛けがあるし、可愛い。 で、「カッレくんの冒険」。うわあ、過激。今回のは誘拐なんて生易しいものじゃないんですね〜。金貸しのおじいさんが射殺され、た…
さて、これでしばしケストナーとはお別れか。 ポケットに入っちゃうくらい小さな、小人のメックスヒェン君。彼は、お父さんのように、また友達のように親しい魔術師「教授」の力を借りて、素晴らしい芸人になります。彼らは一躍時の人になり、サーカスの一番…
ぽつぽつと読んで、ようやく読了。 ほんとに、ちょっとしか読んでなくて作家の好悪って言えませんね・・。一口で纏めるには多すぎる作風の種類、と思ってしまった。お話を作るのが上手い人、というのはこういう人なのかもしれない・・・ これを読んだからと…
うぬー、春らしくデザインを変更しようとしたら、ブログ欄が緑色。文字消しが出来ません。せめて灰色がよかった・・・。 ケストナー少年文学全集も、残すところ二冊。これはその一冊です。世界中で戦争が繰り返され、人間は会議を繰り返す。これに怒ったのが…
今回は、いつもよりは読むとこがすくないかな?特集は「春の乙女映画ガイド」。 乙女映画の必須条件、っていうのがイマイチわかりかねましたが、ちょっと見たい映画も発見。「ピーター・パン」実写と、「パーティー★モンスター」。「ピーター・パン」、なん…
「南条あや」という女の子、生きていたなら23歳。殆ど管理人と同世代の彼女は、卒業式直後、自ら命を絶ちます。その彼女が、最後の三ヶ月をサイトの日記に綴った記録が、この本。 ここから先は、反転表示にしておきます。精神系の話題がどうしても受け付け…